いよいよネイル検定の試験当日・・・!
練習を重ねて頑張った成果を出したいけれど、予期せぬトラブルが起きることもありますよね。
実は正しく対応が出来ないと、減点や失格になります。
試験日を迎えるまで、試験内容の練習ばかりになりがちですが、トラブルの正しい対応を知ることはとても重要です。
試験は減点方式で採点されますので、いかに減点されない、失格にならないように受験するかがポイントです。
道具を落とした時の正しい手順は?
忘れ物をしてしまったらどうしたら良いの?
こんなときどうしたら良い?!にリアルな体験談テクニックを交えて答えます!
一度は読んでおきたい!ネイル検定のトラブルシューティング特集です。
- 電車が人身事故で止まり、試験に遅刻してしまった・・・!
- 試験会場に着いたらウェットステリライザーが割れていた・・・!
- 受験票、証明写真を貼るのを忘れてしまった・・・!
- ハンドモデルの手から出血させてしまった・・・!
- 試験中にトイレに行きたい場合はどうする・・・?!
- 試験中に物を落としてしまった・・・!
- 試験で使用する道具が汚い・・・!
- 忘れ物をしてしまった・・・!
- グルーが固まり蓋が開かない・・・!
- 使用禁止の用具、用材が入っていた・・・!
- その他注意点
- まとめ
電車が人身事故で止まり、試験に遅刻してしまった・・・!
⇒残念ながら、いかなる理由でも遅延した場合は失格となります。
遅延証明などを持っていても、考慮されることはありません。
電車の遅延などはある程度予想が出来るトラブルです。
特に雪や大雨などの悪天候の時には遅延する可能性が高いので、試験会場には余裕を持って到着するようにしましょう。
早く着きすぎて心配なことはありません。
試験会場が開場する30分前には到着出来るくらいのスケジュールをおすすめします。
また、モデルの遅刻も認められません。
モデルが遅刻をして試験に間に合わなかった場合も失格となります。
ハンドモデルにも遅刻しないよう、待ち合わせの時間をしっかり共有しましょう。
試験会場に着いたらウェットステリライザーが割れていた・・・!
⇒割れた破片等に気をつけながら袋に入れて、試験管に割れてしまったと申告しましょう。
受付で紙コップをもらえます。
ウェットステリライザーはガラスなので、割れやすいですよね。
当日そのようなことが起こらないように、タオルで巻いて持って行くなど対策をしましょう。
受験票、証明写真を貼るのを忘れてしまった・・・!
⇒受付にて忘れた旨を伝え、本人確認のための身分証を提示すると受験が可能です。
ただし、減点となりますので注意しましょう。
証明写真の貼り忘れについては、時間があれば会場の近くに証明写真ボックスがないか探してみることをおすすめします。大きな会場では設置してある場合が多いので、さっと撮ってしまって証明写真を用意するのが良いでしょう。
ハンドモデルの手から出血させてしまった・・・!
⇒要項にもある通り、出血させてしまった場合は失格となります。
ケアをするキューティクルニッパーなど、刃物を使用する際には注意が必要です。
もともと手指に傷がある場合は、必ず試験の事前審査で試験管に申告しましょう。
申告がない場合、試験中に出血させたと見なされると失格となります。
事前審査では試験管はふむふむとハンドモデルの手を眺めてシールを貼ります。
「何かありますか?」などと一人ずつ質問してくれるわけではありません。
自分から「すみません、ここにあらかじめ傷があります」と声をかけて申告をするようにしましょう。
試験中にトイレに行きたい場合はどうする・・・?!
⇒手を挙げて試験管を呼び、トイレに行きたい旨を伝えて許可を取りましょう。
指定されたトイレの場所まで試験管が付き添います。
ハンドモデルがトイレに行く場合も同様です。
トイレに行っている時間も試験時間となりますので、手早く済ませましょう。
試験中に物を落としてしまった・・・!
⇒対応は二つあります。
①落とした物を拾って消毒する
まず手を挙げて試験管を呼び、物を落としてしまったことを伝えます。
この間、試験管はずっと横にいてネイリストの対応をチェックします。
擦式清拭消毒(さっしきせいふしょうどく)で落とした物を拭きます。
(擦式清拭消毒とは・・・エタノールなどの消毒剤をコットン又はガーゼに十分に含ませ、汚れを除去しながら、消毒剤を浸透させること。)
簡単に言いますと、エタノールをコットンにシュッシュッとつけて、そのコットンで落とした物を拭く、ということです。
落とした物を拭いたコットンは捨て、同様に新しいコットンにエタノールをつけて、今度は自分の手を擦式清拭消毒で拭きます。
試験管に「消毒が終わりました」と伝えます。
一連の正しい対処法は以上になります。
ポイントは、必ず「落とした物」→「自分の手」の順番で擦式清拭消毒を行うことです。
意外と消毒せずに拾ってしまうネイリストが多く、その場合は減点となりますので注意しましょう。
②拾わない
落としてしまった物が、もう試験時間の中で使用しない物であれば、拾わずに作業を続けてしまうのも一つの手です。
拾う場合は上記の手順が必要となり試験時間を使いますので、よく考えましょう。
ウッドスティックなどを落としてしまうネイリストが多いので、替えが効くものは少し多めに用意しておくと良いでしょう。
試験で使用する道具が汚い・・・!
⇒ダストまみれであったり、ラベルが読めないほどボロボロ、使用するポリッシュやジェルがベタベタ・・・
実は結構多くのネイリストに見られます。
用具、用材が衛生的に処理されていない場合、整理整頓されていない場合は減点対象となります。
例として
・エメリーファイルなどは跡がないようにブラシをかけてキレイに保つ
・ウッドスティックにポリッシュなどがついていない
・用具、用材にダストがついていない
・ポリッシュのフチに塊などがなくきれい
また、例えばジャムの空き瓶などキッチン用具をネイル用材に使用することも推奨していません。
基本的にキッチン用品と共通で使用することに対して「衛生面」という観点から減点対象としてジャッジされることがありますので気をつけましょう。
忘れ物をしてしまった・・・!
⇒基本的に必要な用具、用材を忘れた場合は失格となります。
事前審査開始前であれば、試験会場の外で受験生であるネイリストに予備を持っていないか、「静かに」聞いて回りましょう。もし借りることが出来れば助かります。
ただし事前審査開始後の貸し借りは失格となりますので、気をつけましょう。
減点となりますが、筆記用具に関しては受付で貸してくれますので、会場内にいる試験管にその旨を伝えましょう。
グルーが固まり蓋が開かない・・・!
⇒グルーの蓋を机の角に斜めに押してみましょう。
うまくいけば、パキッと塊が取れて開きます。
この時、隣で作業しているネイリストの邪魔にならないように気をつけましょう。
グルーが使用できず、そのまま失格になるネイリストが毎年います。
必ず当日の試験開始前に蓋が開くかを確認し、予備として新品のグルーも1本用意するようにしましょう。
使用禁止の用具、用材が入っていた・・・!
いつも練習で使用しているので気がつかずにそのまま入っていた、ということがありますので注意が必要です。
使用を禁止する用具、用材が入っていた場合、失格となります。
良くある例がこちら
・爪楊枝
・歯ブラシ
・ケア用のキューティクルオイル
・ディフェンダー(トレーニングコート)
試験当日はセッティングしないよう、十分注意しましょう。
その他注意点
・会場に入ったら、モデルの爪に触らないこと。
・トイレは長蛇の列となるので、早めに済ませること。
並んでいる間に勉強できるよう、筆記試験のテキストなどを持って行くと効率的。
・会場周辺で仕込みやオフをしないこと。
近隣からのクレームや試験管に見つかった場合は失格、減点対象になります。
・肩を出したり、派手すぎる服装は控えましょう。
要項にも「自覚と節度をわきまえるように」と記載があります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
覚えておきたいリアルなトラブル対処法でした。
誰もが遭遇する可能性のあるトラブルです。
公表されている採点基準も必ず読み込んで試験を受けてください。
1級の採点基準は⇒こちら
2級の採点基準は⇒こちら
3級の採点基準は⇒こちら
ジェル検定の採点基準は⇒こちら
試験前日には家でセッティングをしてみる、物を落とした場合などトラブルのシュミレーションをしておくことをオススメします。
トラブルに正しく対処するためには、慌てないことが大切です。
試験本番では失敗やトラブルの一つくらいは起こるものだと心づもりをして臨みましょう。
そうすれば、いざトラブルに直面しても的確に対応することが出来ます。
万全の体制で試験に臨んでください。