ネイリスト検定で不合格になる13の原因と合格するための注意点

ネイリスト検定で不合格になる13の原因と合格するための注意点

ネイリスト検定を受験すると決めたら、勉強や実技練習に取り組みます。ただ、準備万端で受験しても、うっかりミスや確認不足が原因で不合格になってしまっては残念です。減点や禁止事項を避けて無事に合格できるよう、しっかりとポイントを押さえておきましょう。

この記事では、ネイリスト検定で不合格になる主な理由と、合格するための注意点について紹介します。ネイル検定合格に必要な情報をまとめていますので、受験予定の方はぜひ一度読んでみてください。

 

ネイリスト検定で不合格になる主な原因13

ネイリスト検定でよくある、不合格となる13個の原因について詳しく説明していきます。

 

1.受験前の原因

1−1.受験会場への遅刻

受験会場へ遅刻してしまうと、ネイリスト検定の失格対象となり、不合格が決定します。試験時間までに入場していない場合だけでなく、ハンドモデルと座席に着席していない場合も同様に失格です。

また電車遅延など交通機関の影響などで遅刻しても考慮はされません。遅刻は失格=不合格です。いかなる理由でも遅刻には変わりないので、時間に余裕を持ってハンドモデルとともに会場に入り、席に着くようにしましょう。

 

1−2.筆記用具・受験票・マスク・フェイスガード忘れ

感染対策のネイリスト

筆記用具や受験票、コロナ対策のマスクやフェイスガードを忘れてしまった場合も減点対象です。筆記試験に最低限必要である筆記用具を忘れると、比較的大きな減点対象となり、不合格の可能性が高まります。

マスクやフェイスガードは忘れると入場すら出来ませんので注意が必要です。特に試験直前でフェイスガードが壊れた!等のトラブルもありますので、必ず予備を用意しましょう。

ネイリスト検定には幅広い道具を持参しなければならないので、ネイル道具以外でも必要な持ち物が揃っているか、家を出る前にチェックしましょう。

ネイル検定時のフェイスシールドについてはこちらの記事もご覧ください。
ネイル検定でみんなが使っているフェイスシールドは?値段や注意点は?

 

2.筆記試験に関する原因

2-1.マークシートの記入ミス

マークシート

筆記試験におけるマークシートの記入を間違えてしまうと、正解率が下がります。回答がわかっていても、回答欄のズレや番号間違いは防ぎたいものです。回答が正しくマークできているか見直せるよう、時間に余裕を持って回答しましょう。

おすすめの方法は、まず問題用紙に回答を書込み、その後問題用紙を見ながら一気にマークシートに記入していく方法です。マークシートの番号を見ながら集中して記入できるため、回答欄のズレや番号間違いなどのミスを減らせます。

 

2-2.カンニング

当然ですが、カンニングがあると一発不合格です。また、図案の持込や自爪へのネイルアートなど、カンニング行為とみなされて失格になるケースもあります。

かばんや服装が指定のネイルアートと似ている場合、カンニングを疑われる可能性もあるので、試験当日はシンプルで無地の服装が良いでしょう。特に花柄や指定アート(時期によって異なりますが、例えばぶどうや紅葉など)は避けるのがベターです。

 

3.実技試験に関する原因

3-1.衛生面での配慮不足

ネイルポンプ

実技試験において、衛生面は特に配慮が必要です。タオルやファイルの汚れや、使用済みコットンやダストの放置などは減点対象となります。テーブルセッティングの段階から、清潔なアイテムが整理された状態を保つよう意識しましょう。

 

3-2.品名ラベル・道具のミス

ネイル道具

品名ラベルのミスは、最も多い減点対象のひとつです。ネイル道具に名前を記入するように決められていますが、書き方は試験要項に従う必要があります。任意とされている道具を持ち込む際にも、同様に記名しておきましょう。

また、試験要項が改定され、使用可だった道具が使用不可となっていることもあるので随時注意してください。

 

3-3.工程忘れ・手指の間違い

工程のミスや、ネイルアートをする手指の間違いも減点となります。実技試験での工程審査では、具体的な施術を見てチェックしています。手順を入れ替えてしまう、あるいは手順を忘れて飛ばしてしまうといった行為はマイナスです。

また、指定ではない指や手へのネイルアートは「お客様の希望に沿った施術ができない」と判断されてしまいます。特にカンニングではないですが、隣の受験者が手指間違いをしていて、緊張から自分も同じように手指間違いをしてしまうケースもあります。周囲に惑わされずに、練習してきた自分とハンドモデルを信じて試験にのぞみましょう。

 

3-4.時間オーバー

時間オーバー

時間内に作業を終わらない場合、失格対象となるので注意してください。実技試験では、設定された時間内に作業が終わらなければ、どんなに完璧に工程をこなしていても失格です。

本番に時間が足りなくならないよう、普段からタイムトライアルとして練習しておくと良いでしょう。時間に余裕を持って終われるように訓練しておくと、多少のミスがあってもカバーする時間を残せます。

 

3-5.審査前の修正

実技試験終了の合図があった後は、修正することはできません。気になる部分には、つい触りたくなりますが、実技時間外に少しでも手を加えると失格です。

試験官にチェックされないためにも、時間後にはハンドモデルの手に一切触らないようにしましょう。

 

3-6.ハンドモデルからの手助けやアドバイス

アドバイス

試験中に、ハンドモデルからアドバイスや手助けを受けると失格となります。経験のあるハンドモデルやネイリスト仲間のハンドモデルの中には、よかれと思ってつい、アドバイスをしたくなる人もいるかもしれません。

しかし、試験合格のためにも、施術中は静かに見守ってもらうよう事前に話し合っておきましょう。

 

3-7.出血や傷があった

自分やハンドモデルの手に出血や傷があった場合も失格対象です。お客様の施術時にはあってはならない行為ですので、十分に気をつけましょう。

特にキューティクルニッパーの使用時に起こりやすいため、ハンドモデルの手で適切に使えるよう練習することが大切です。

 

4.ネイリスト検定全体における原因

4-1.試験官の指示を無視する

試験中は、試験官の指示は無視せずに従うようにしましょう。試験官が「はじめてください」という前に始める、「終了です」といっているのに作業を続ける、といった態度は厳禁です。試験官の案内をよく聞いて、誠実な対応を心がけましょう。

 

4-2.私語やマナーの悪さ

ハンドモデル

ハンドモデルや他の受験者との私語が多く、マナーが悪いと減点対象になります。また実際にハンドモデルの居眠りなどで失格となったケースもありますので気をつけましょう。

練習の段階からマナー良く試験を終えられるよう、意識的に練習に取り組むと良いでしょう。

 

ネイル検定時のさまざまなトラブル対処法については、こちらの記事もご覧ください。
減点、失格にならない!ネイル検定の正しいトラブル解決法10パターン!

 

 

ネイリスト検定に合格するための注意点

サクセス

まずネイリスト検定の採点は『減点』で行われるということを覚えておきましょう。

検定アートで満点である5点をとることにこだわりすぎるよりも、いかに様々な箇所で減点されないかに気を配ることが重要です。

例えば不合格だった場合、試験後に点数や減点ポイントなどは知ることが出来ないため、なぜ不合格だったのか不安になることも多いですよね。

その場合、さらに技術を磨こうと考えがちですが、技術以外で減点や失格になっていないか、振り返ることも必要です。

 

ここからは不合格になる原因を理解した上で、合格するために意識したい注意点を紹介します。

  1. 試験要項をよく読んだ上で準備する
  2. 本番同様のタイムトライアルとテーブル配置で練習する
  3. 高い技術の習得を目指して練習を積む
  4. ネイル検定に理解のあるハンドモデルに依頼する

 

試験要項をよく読んだ上で準備する

ネイリスト検定の試験要項をよく読んだ上で準備しましょう。試験要項には、試験内容や細かな決まりがまとめられており、きちんと把握することが合格につながります。特に、試験での失格・減点事項にはしっかり目を通しておきましょう。

 

本番同様のタイムトライアルとテーブル配置で練習する

練習の段階から、本番と同じ制限時間とテーブルセッティングに慣れておきましょう。試験本番は、「緊張や焦りから手が震えてうまく仕上げられない」「想定以上に時間がかかる」といった想定外の状況も出てきます。

また、昨今使用が義務づけられているフェイスシールドなども、試験中にズレ落ちてこないか、反射しないか、曇らないか等使い勝手にも慣れておきましょう。

実技試験では、工程ごとの時間配分をあらかじめ決めておき、それに沿って進められるよう練習しましょう。

 

高い技術の習得を目指して練習を積む

合格に向けて、高い技術を習得できるよう、日々練習に励むことはもちろん大切です。

特に自己練習だけでなく、プロの講師や先輩ネイリストなどに見てもらう時間を定期的に設けましょう。自分では気づけない弱点がわかり、客観的に自分のレベルを判断できます。ネイル商材を扱う店舗やネイルスクールで開催される検定対策セミナーや講義もおすすめです。

 

ネイル検定に理解のあるハンドモデルに依頼する

ハンドモデル

ネイル検定について理解のあるハンドモデルに依頼しましょう。どんなに練習しても、道具をそろえても、ハンドモデルがいなければ試験を受けることが出来ません。

ハンドモデルはともに受験するパートナーであり、欠かせない存在です。ハンドモデルは試験当日まで練習に付き合ってもらったり、爪の状態を気にかけてもらったりとネイリスト検定に理解がある人でないとつとまりません。

ドタキャン、マナーが悪い、練習できない等トラブルの多いハンドモデルは避けたいものです。検定のルールやネイリストの要望を聞いた上で、承諾してくれるハンドモデルにお願いしましょう。

NAIL&YOUではネイル検定に理解のあるハンドモデルが登録しています。合格のためにも、ぜひ良きハンドモデルに出会いましょう!

→ハンドモデルを探す

 

まとめ:ネイリスト検定の不合格原因に注意して合格を目指そう

フェイスシールド着用のネイリスト

ネイル検定では、技術のできばえや試験の正解率だけでなく、ルールやマナーの厳守も重要です。それは単に高い技術だけあれば良いわけではなく、ネイリストとしてお客様に施術するのにふさわしい人なのか、ということも見られています。

またネイル検定に理解があり、規定に合ったハンドモデルを見つけることも、合格の必須要素といえます。ネイル検定合格のためにも、合格ポイントを抑えて念入りに準備して試験に臨みましょう。