「ネイリストになってみたい!」と思ったときに知りたいことを、最新のデータを交えながら詳しく説明していきます。
憧れのネイリストにはどうやってなるのでしょうか?
必要な資格は?
ネイリストになるのには、実は資格は必要ありません。
そのため、今すぐにあなた自身が「私はネイリストです!」と名乗っても大丈夫なのです。
ただし、美容師やアイリストのように必要な国家資格はありませんが、
ネイリストの資格と言えばコレ!と言われる民間資格があります。
それは
「JNECネイリスト技能検定試験」と「JNAジェルネイル技能検定試験」です。
(通称「ネイリスト検定」と「ジェルネイル検定」)
ネイリストの大半はこの検定資格を保持し
それがプロのネイリストとしての大きな証となります。
詳しくはこちらのコラムへ→ネイル資格の種類が知りたい!どれを取得すべき?取得すべき順番は?
ネイリストになる年齢制限はあるの?
ネイリストになるには年齢の上限はありません。
ただし、ネイル検定の受験資格は「義務教育を終了している方」という条件があるので
概ね15歳以上からネイリストになれます。
また、最新のデータではネイリストの平均年齢は「38.5才」となっており、これは年々上昇傾向にあります。
ネイリストになる3ステップ
ネイリストになる大きな流れはこのようになります。
STEP1:技術を学ぶ
ネイルスクールや通信講座、美容学校などでネイルに関する技術、知識を学びます。
この場合、STEP2で出てくるネイル検定の試験内容を学ぶ場合がほとんどです。
STEP2:検定試験を受ける
年に数回行われる「ネイリスト検定」、「ジェルネイル検定」を受験し資格を取得します。
取得している級によって、ネイリストの技術力の証明がされます。
詳しくはこちらのコラムへ→ネイル資格の種類が知りたい!どれを取得すべき?取得すべき順番は?
STEP3:サロンで働く
検定を取得後、「ネイリスト」としてサロンで働きます。
検定の取得級によってサロンに応募できる条件も変わりますので、希望のサロンがある場合はよく確認しておきましょう。
または、ネイリストとして独立し自身のネイルサロンをオープンさせる道もあります。
ネイリストとしての基礎技術、知識をネイル検定で習得し、サロンでお客様の爪に施術をして経験を積んでいきます。
ネイルの技術を学ぶ方法とは?
大きく分けてネイル技術を学ぶ方法は4つあります。
■スクール
■通信
■独学
■サロンで働きながら学ぶ
ネイリストへの調査で、ネイルスクールや通信で学んだことのある人は約60%、
美容学校などでネイルを学んだ人は約27%、独学で学んだと答えた人は約14%でした。
一般的には多くの人がスクールや通信、美容学校で技術を学んでいます。
言い換えれば、それがネイリストになる一番確実な道と言えます。
徹底比較!かかる費用は?かかる時間は?
手段 | 費用 | かかる時間 | オススメ度 |
---|---|---|---|
スクール | 50万~100万 | 1年~2年 | ★★★ |
通信講座 | 30万~50万 | 2年~3年 | ★★ |
独学 | 数万円~10万円 | 1年~5年 | ★ |
この他に、道具や材料費を考えてプラス10万~20万かかると考えておいた方が良いでしょう。
金額を少しでも抑えたいという人は、例えば合格率の高い3級は通信、もしくは独学で学び、2級や1級など難易度が高い内容のみスクールに通うスタイルもオススメです。
金額はかかりますが、一番早く確実にネイル技術を習得できるのは、やはりネイルスクールです。
一番大きなメリットは「自分の技術をチェックしてもらえる」「その場で質問が出来る」ということです。
独学の場合、本を購入したりYouTubeやSNSなどで学ぶことも出来ますが、自分の技術をチェックしてもらえないためどこを直せば良いのかずっと分らないまま不合格になり続け、資格取得を諦める人が多くいます。
その点、ネイルスクールでは一緒に切磋琢磨できる仲間や先生の存在がモチベーションの一つになってくれます。
ネイリストには会社員でもなれるの?
もちろん、会社員からの転職でネイリストになれます。
ネイリストへの調査によると、ネイリストになる前の職業では実は「会社員」が一番多く、約36%という結果でした。
「サービス業」からネイリストになった人も約24%います。
つまり、働きながらネイルスクールや通信を受けてネイリストを目指す人が多くいます。
ネイルスクール、通信講座、道具などは費用もかかるため、お金を稼ぎながらネイリストを目指すというスタイルが多いようです。
ネイリストには主婦でもなれるの?
主婦の方でもネイリストになれます。
空いた時間に友達にネイルをしてあげたり、自宅サロンオープンを目指している人も多いのではないでしょうか。
ネイリストとして肩書きを持つ一番確実な方法は、最初に挙げたネイル検定の資格を取得することです。
1級などはかなり難しいですが、3級や初級は比較的簡単に取得できます。
練習時間も短くて済むので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
ネイリストに向いている人とは?
★常にネイル技術をアップデート出来る人
ジェルネイルが主流になった今日のネイル業界はここ10年ほどのことです。
ネイル業界はめまぐるしく進化しています。
常に出てくる新技術や新情報をキャッチし、自分をアップデートし続ける向上心が必要です。
★お客様のニーズを見抜ける人
お客様が何を求めてネイルサロンに来ているのか、をしっかりと捉える必要があります。
接客としてのある程度のマナーや一般常識は必要ですが、必ずしもお客様と楽しくおしゃべりしなければならない訳ではありません。
お客様一人一人にとって、一番心地よい接客と求められるネイル施術をすることが大切です。
★ネイルが好きな人
何と言ってもネイルが好きでなければ勤まりません。
ネイルを仕事にすることでぶち当たる壁も「ネイルが好き」という気持ちが乗り越えて成長させてくれます。
いかがでしたでしょうか?
ネイリストになるための実情と方法をよく知って、ステキなネイリストを目指してください!