ネイル検定の受験が終わると、これまでの練習の大変さや試験の緊張の糸が切れて、開放的な気持ちになりますよね。
おつかれさまでした。
しかし!
まだネイリストには大切な「やること」が残っています。
一緒に試験を受験してくれたパートナーであるハンドモデルに、試験の施術をオフをしてあげなければなりません。
試験会場でオフすることはできませんし、試験会場の周辺でのオフも禁止されています。
(迷惑行為となるため、見つかった場合は減点、失格対象です)
ではみんなどうしているのでしょうか?
どのように対応するのがハンドモデルにとっても一番良いのでしょうか?
試験後のハンドモデルの気持ちを考える
試験後、安堵の気持ちと疲れているのはハンドモデルも同じです。
お互いに負担なくスムーズにオフまで終えたいですよね。
オフに関しては、ネイリストから「試験後のオフはこのように考えているのだけど、どうかな?時間はこのくらいまでかかりそうです。」ということを提案する必要があります。
ハンドモデルの試験後の都合も聞いて、よく話し合って決めましょう。
ネイリストにとって一番困るのが、どこでオフをしたら良いのかということですよね。
場所や方法に関して具体的な4つのパターンを挙げましたので、参考にしてみてください。
ネイルスクールへ行く
ネイルスクールへ戻り、自習室などでオフをするパターンです。
いつもと同じく慣れた環境で安心してオフができます。
また、先生がいればすぐにその場で試験の出来をチェックしてもらえます。
反省点やよくできた点などを振り返り、次回の試験や自分の技術アップにもつながるメリットがあります。
ただし、試験会場とネイルスクールが遠い場合は移動の時間がかかるため、試験後疲れている状態で移動することになる点はよく考えましょう。
周辺でレンタルスペースを借りる
レンタルスペース等でオフをするパターンです。
試験会場周辺やネイリスト、ハンドモデルの家からの中間地点など行きやすい場所を決めて、場所を探します。
オフは1時間あれば十分できますので、時間単位でちょっとだけ借りれるレンタルスペースがおすすめです。
これであれば、ネイル検定で禁止されている「周囲に迷惑をかける周辺でのオフ」には当たらないため、安心してオフすることができます。
また、ゆっくり自分の試験の出来を確認し、写真を撮ったりすることができます。
<<おすすめ!レンタルスペース使えるサイト>>
♦ネイル空間:http://rental-nailkukan.com/
♦インスタベース:https://www.instabase.jp/
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オフのごみは持ち帰り、ダストの汚れなどはキレイにしていきましょう。
アセトン等オフの溶剤を使用した場合は換気もしましょう。
ネイリストとしてマナーを守って利用しましょう。
オフ代の料金を渡す
試験終了後、別途ネイルサロン等で試験のオフをしてもらうためにその金額をお渡しするパターンです。
この場合、ハンドモデルは施術の爪の状態のままになりますが、ハンドモデルもネイリストも試験後すぐに帰ることができます。
お渡しするオフ代はネイルサロンでオフだけするとかかる金額が目安です。
一般的には3,000円~4,000円ほどが多いようです。
オフ用のキット一式を渡す
ハンドモデルが自分でオフ出来るように、オフに必要な溶剤、用具一式を渡すパターンです。
例えば、ジェル検定や1級の場合は溶剤「アセトン」が必要ですよね。
この「アセトン」はドラッグストアなどで多く並ぶ「除光液(ネイルリムーバー)」ではないため、ハンドモデルがすぐに手に入れられるものではありません。
基本的にはネイリストが問屋でオフ専用の「アセトン」を購入しているものです。
ただし、オフはハンドモデルがセルフでやるには難しいため、お任せしてしまうのはあまりおすすめできません。
ネイリストが責任をもってオフまで気にかけましょう。
ハンドモデルに聞いてみましょう
オフに関しては、上記のように様々なパターンがありますが、ハンドモデルの希望をよく聞いて相談するのが良いでしょう。
実技試験後はネイリストは筆記試験があるため(一部免除の場合あり)ハンドモデルはどこかで待っていてもらうことが多いです。
その分の時間もハンドモデルにはお願いすることになることも考えておきましょう。
試験後早く帰りたい場合もありますし、当日すぐにオフしてほしい場合もあります。
基本的には試験後のオフまできちんと行うまでがネイリストの責任なので、試験が終わったからと言ってここをないがしろにしてはいけません。
ハンドモデルは次回も同じ方に頼む可能性がありますよね。
次回も引き受けてもらうためにも、良い関係性を築くことが大切です。
ハンドモデルの気持ちを考えて、試験後のオフはどうするのかよく相談して決めておきましょう。
まとめ
オフが終わるまでが試験だと思ってください。
残念なことに試験会場周辺でのオフなどのトラブルでネイル協会には苦情が寄せられています。
例えば、カフェなどでオフを行う人が多く
「臭いが迷惑」、「ごみが散乱している」、「ダストが舞うので周囲のお客様への料理の提供がはばかられる」などがあります。
飲食店でオフすることが適していないことは、ちょっと考えれば分かりますよね?
ネイリストはモラルが低い、マナーがない、と思われないようにオフまでしっかりとネイリストとしての行動を意識してください。
ネイリストとしてのマナーを守り、ハンドモデルや周囲のことを考慮して最後のオフまでばっちり取り組みましょう。